大きく装飾用と工業用に分けられますが、装飾用はその光沢を利用することが多いのに対して、工業用はその物質的な特徴に注目した利用法が多いです。また、めっき厚が厚い(JISでは2μm以上と規程)ことが装飾用と異なる点です。
硬度が大きいことから機械部品や工具類に施すことによって、耐摩耗性が著しく向上します。成型金型類は、型ばなれがよくなり、製品も美しくなるほか、型の寿命も大幅に延びます。また、耐触性においては、化学・食品工業の分野でも活躍しており、さらには自由な厚さでしかも部分めっきができるため、部品の補修や摩耗した部品の再生ができるなど、工業界に寄与する所は数えきれません。
めっき可能な材質 | 鉄、ステンレス系材料 |
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長所 | 耐磨耗性 |
メッキ槽サイズ | 650×1,100×1,250mm |